在外公館派遣員制度の面接前に知っておくべきこと!この考え方が大事です。

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こんにちは!たーきーです。

この記事では、在外公館派遣員制度の面接官がどのような立場&想いで面接をしているか、在外公館派遣員制度を満了後に転職も経験済みの筆者が考えてみました。

どの仕事も良いこと&大変なことがありますが、在外公館派遣員制度は、条件がマッチする人には待遇面からしても比較的コスパが良いと感じました。

まず、主に聞かれる内容は以下の3つです。

①自己紹介

②応募理由

③応募フォームに記載した内容について(希望赴任先、出身学部など、ピンポイントで)

これらの答えを準備する前に、この記事を読んでいただけると、内定獲得に近づく答えが準備できると思います。

大事なポイントは、面接官が何を知りたくてこれらの質問をしているかだと思います。

面接は採用側有利です。他にたくさんの応募者がいる中で、あなたを選びたいと思えるような好条件を提示することが内定獲得へのカギです。

そのためには、相手が聞きたい内容を押さえて、相手が探している人材であることを証明できるように準備することが重要です。

面接官はこれらの質問で知りたいことは大きく以下の3つだと考えます。

①現地でやっていけるか

②派遣員の仕事に合っているか

③途中で辞めないか

①現地でやっていけるか

現地でやっていけそうな、外交的で健康な方が好まれると思います。

ただ一方で、現地でメチャメチャしないような真面目さも大事かと思います。

なぜ外交的な方が好まれるかというと、派遣員は外交官の方から多くの仕事を受けたり、外部の方とのやりとりも多く、コミュニケーション能力が求められるからです。

加えて、多言語でのやりとりともなると、内容が伝えづらかったり、はっきり意思表示をしないと相手に話すら聞いてもらえないなんてこともあります。

そんな環境に向かう人が、面接でコミュニケーションがとりづらく、内向的だとなると、これからが心配されてしまいます。

また、海外では気候や食べ物が合わないなどの理由で不健康になりやすいです。それに仕事も加わってストレスを受けやすい環境が揃っているため、今の段階から虚弱な印象だと海外に送り込むのは心配になりますよね。

採用側は政府機関の一部です。

働いている人たちも真面目な方が多いので、営業職や商社マン、ショップ店員さんのような大人に比べると、もっと真面目でおとなしい大人と話しているということを意識してください。

大学生のあなたであれば、クラスにいる成績の良い、おとなしくて真面目な、そうです、彼です。

はっちゃけるために海外に行く感が出ていると、挑戦的な若者と捉えられるよりかは、リスクとして捉えられる可能性が高いと思います。(真面目な人でも真面目に挑戦はするので)

②派遣員の仕事に合っているか

派遣員の仕事をすごく悪く言えば、外交官の言いなりになって、階級社会の一番低い立場で、やりがいのない雑用をひたすらこなすメイドのようなものです。笑

もちろん、社会人としての素養や、事務処理スキル等は本人の工夫次第でいくらでも伸ばせますが、毎日普通に仕事をこなしているだけでは、終了時に転職には困るでしょう。

あなたがこの仕事に求めるものと、面接官があなたに求めているものが乖離し過ぎていると、面接官もあなたを選びづらいです。

ここでは仕事内容と待遇に分けて説明したいと思います。

・仕事内容

派遣員の仕事は、外交官の言いなりになって、階級社会の一番低い立場で、やりがいのない雑用をひたすらこなすメイドのようなものです。笑

そんな中で、外交に関わり世界平和に貢献したい。外交の最前線から政策立案に関わりたい。こんなこと言っちゃうと、大きな夢があっていいことではありますが、間違いないくこの仕事では上記は実現できないですし、それに関する知見も得られません。そのため、面接官も判断に迷うと思います。

ここは現実的に、外交官の方のお役に立ちながら、外交に触れてみたい。海外での業務経験を積みたい。語学力を伸ばしたい。くらいに留めて話してみましょう。

・待遇

給与や福利厚生については、すでに定まっているため、間違った期待をすることはないと思います。

ただ、多くの人が間違った考えで面接に挑んでしまうのが、赴任先についてです。

それは「○○に住みたいので応募しました。」です。

在外公館派遣員制度に応募するということは、「どこかの国で派遣員の仕事をする」ということに応募しています。

どこの国かの希望はできますが、指定はできません。

面接でも「アフリカの国々も派遣先としてありますが、あなたは本当にアフリカでもいきますか?」などと聞かれます。 

つまりは、「ニュージーランドに住みたいので応募しました。」などと言ってしまうと、面接官からすると、「この応募者はニュージーランドでの生活を夢見ているのだな。他の公館で採用すると期待とは全く異なるものになって、きっと辞退されるだろうな。」と捉えかねられません。

数千人応募してくる中で、あなただけにニュージーランドに行って勤務してほしい理由がない限り、その発言はマイナス評価となるのでしょう。

ただし、希望は伝えることができるので、

希望の赴任先はニュージーランドです。自然が豊かでネイティブの英語に触れられる環境だからです。どこに配属されても、それぞれの国の良さを見つけたり、新しい文化を学びたいと思っています。

など、どこの赴任になっても赴任の意思がある。もしくは、一つの赴任先に行くことに過度な期待を抱いていない。ということが面接官に伝わるように希望を述べられると良いでしょう。

ちなみに、周りを見ていると、留学先はアメリカで希望はイギリスの子はアメリカの公館へ、留学先はイギリスで希望はアメリカだった子はイギリスへ、というパターンが多かったように感じました。

これには、赴任後にイメージと違って病まれたり、辞められたりするのを防ぐためという採用側の考えが見えます。

逆を言えば、上記のように行きたい赴任先に居住経験がある(=住み慣れている)など、自分が行くことで、採用側にもメリットがあるということをアピールできれば、希望する赴任先に選ばれる可能性が高くなるかもしれませんね。

③途中で辞めないか

2年間の派遣員契約には募集から始まり採用、その後にかかる運営側の人件費に、渡航費や入居費等の多くの初期費用がかかります。採用側からすると2年間フルで契約できる想定で採用をしています。また、赴任先はほとんどの場合で派遣員ポストは1人です。途中で契約解除されると、採用側にとってはコスパが悪いですし、赴任先では代わりがいないため仕事が滞ります。そのため面接官としては途中で辞めそうな人は避けたいことが予想できます。

辞めそうな人とは、上記①と②のマッチング度が大きく関わってくると思います。

体調を崩したり、悩みを相談できなかったり、想定していたキャリアを築けなかったりすると、辞職につながりかねないです。

これを見極めるために採用側は面接をしているのだと考えています。

まとめ

上記で面接官が求めていることについて、私なりの考えで説明をしてみました。

ただ、これらを書いた意図としては、読者の方が面接に通るためだけではありません。

というのも、採用のミスマッチは双方にとっての損失だからです。

応募者としては、それなりの時間や労力を割いて応募していると思いますし、仕事は人生·キャリア設計に大きな影響を与えます。

採用側としても、上記に記載した通り、様々なコストや業務に支障をきたすため、ミスマッチは避けたいです。

といったところで、今回の記事は、読者の皆様が面接の準備をする上で、適切な形で採用側に想いを届けるための一助になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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